万一の事を考えて
ペットが病院にかかったら、健康保険は使えません。保険に加入していなかったら、
万が一、愛犬が病気や怪我、事故に遭ってしまった時、十分な治療をしてあげられない可能性があります。
ペット保険に加入していれば、補償を受けることができます。
ペットも生き物ですから、人間と同じように熱を出すこともありますし、骨折したり、虫歯になったり、
手術が必要だったりと、病院にかかることもあります。保険がきかないので全額支払うことになり、場合によっては、
高額な診療費が請求されるような時があるかもしれません。そんな時、ペットの保険に入っていればよかったと
思うことがあるかもしれません。ペットの寿命が延び、高齢化が進む中、人間と同じように白内障や痴呆、
ガンなどの病気も増えてきています。そうした場合には、長期の治療や入院が必要になることも考えられます。
PS保険について
「PS保険」のペット保険で補償できる範囲は、加入後のケガ、病気です。加入前に発症した病気やケガ、
予防接種や健康診断、去勢手術や避妊手術は対象外です。主な補償内容は、通院、入院、手術になります。
その他、特約に、ペットセレモニー(お別れの火葬費用)、車イス作成費用があります。
PS保険では賠償保険は取り扱っていません。他の火災保険や自動車保険といった損害保険に賠償保険の特約が
セットされている場合が多く、別途ペット保険にて賠償責任を付ける必要がないからです。
ケガや病気に対して、診療費の50%、70%、100%を補償するプランに分かれています。
支払限度額については、通院の場合1日10,000円までの20日、入院の場合1日20,000円までの30日、
手術の場合1回100,000円までの2回です。特約としてペット用車イス費用は、支払限度額が100,000円です。
ペットセレモニー費用の支払い限度額は30,000円となっています。
PS保険は、その保険料のリーズナブルなところ、膝蓋骨脱臼・椎間板ヘルニア・ガンにも対応と補償範囲が広いところ、
特約が付帯している点、50%・70%・100%補償から選べる所が魅力の保険です。
膝蓋骨脱臼は小型犬がかかりやすい病気で、チワワ、トイプードル、ポメラニアン、ヨークシャーテリアなどが
かかりやすいと言われています。ひざのお皿である膝蓋骨が大腿骨の溝より内方または外方に外れた状態で、
先天性によるものと後天性のものがありますが、グレードに応じてレーザー治療や手術が必要な場合があります。
手術になると高額になるため、この補償が対象外の保険もあるので注意しましょう。
例えば、2012年4月1日生まれの小型犬の場合の保険料は、50%補償プラン特約有りで月々1,560円、
70%プランだと2,290円、100%プランだと2,830円となります。一年間一括払いだと割引があります。
加入可能年齢は9歳未満までの犬と猫のみとなっています。
保険金の請求の方法にも色々あるようです。PS保険は、動物病院で一旦全額支払いをし、
診療後、領収書・診療明細書を郵送にて提出し、
審査後に指定口座に補償金額が振り込まれます。
PS保険では診断書が不要ですが、病院に診断書を発行してもらうことが必要な保険会社もあります。